キャッシュレス決済が当たり前になった現在は、スマホ一つで決済できるバーチャルカードやプリペイドカードが注目されるようになりました。「ウルトラペイ(ultra pay)」も人気のVISAプリペイドカードです。カードの種類や使えるお店、カードへのチャージ方法など、ウルトラペイの気になる特徴についてご紹介いたします。
ウルトラペイ(ultra pay)とは?
ウルトラペイは、株式会社ULTRAとオリエントコーポレーション(オリコ)が提供するVISAプリペイドカードの決済サービスです。
ウルトラペイには、オンライン決済のみで使えるバーチャルカードの「でじなカード」、国内実店舗+オンライン決済で使える「そとなカード」、国内外の実店舗+オンライン決済で使える「そとなカード+」の3種類のカードがあり、ライフスタイルに合わせてカードを選ぶことができます。
■登録するだけですぐに使える
ウルトラペイを使うためには、アカウント登録をしなければけません。まず最初にApp StoreもしくはGoogle Playから「ultra pay(ウルトラペイ)-誰でもVisa」をインストールします。登録に審査は無く、必要なのは電話番号のみです。年齢制限もありません。登録が完了すればすぐにVISAが付いているバーチャルカードが発行されるので、すぐにお買い物を楽しむことができます。”金券ねっと”など、お店によっては金券や商品券の購入もできます。
■カードは選べる3種類
・でじなカード
バーチャルタイプのカードです。VISAに加盟しているオンラインショップでの決済に使えます。1回の利用限度額は10万円で、1ヶ月の限度額は12万円。本人確認無し、プラスチックのカードの発行も無いので、アカウント登録後にチャージをすればすぐに使うことができます。
・そとなカード
プラスチックタイプのカードです。国内のVISAに加盟している実店舗と国内外のオンラインショップで使えます。利用限度額は「でじなカード」と同じで、1回の利用限度額は10万円、1ヶ月の限度額は12万円。こちらも本人確認はありませんが、カードが届くまで2~3週間かかります。また、カード発行手数料が300円かかります。
・そとなカード+
プラスチックタイプのカードです。国内、海外のVISAに加盟している実店舗とオンラインショップで使えるので、ウルトラペイのカードの中では一番使える幅が広いカードです。1回の利用限度額は50万円で、1ヶ月の限度額は200万円。そとなカード+は本人確認が必要なので、身分証明書を用意する必要があります。カード発行手数料が500円。カードが届くまで2~3週間かかります。
■チャージ方法
ウルトラペイのカードを使うためには、事前にチャージが必要です。チャージは2,000円以上であれば手数料無料で、100円単位でチャージができます。(2,000円未満のチャージについては、1回につき100円の手数料がかかります。)
・セブン銀行ATMでのチャージ
ATMの前でアプリを操作してチャージをします。PayPayやLINE Payのような「○〇Pay」のチャージをATMで行ったことがある方ならわかるかもしれませんが、ATMにQRコードが表示されたら、それをアプリを読み取ってから現金をATMに投入してチャージします。
・コンビニでのチャージ(セブンイレブン以外)
使えるコンビニはローソン、ファミリーマート、ミニストップ、セイコーマートです。アプリのチャージ画面でコンビニを選択して、入力&申請した金額をコンビニで支払います。
・ペイジー(Pay-easy)でチャージ
アプリのチャージ画面で「銀行ATM」を選択し、入力&申請した金額を全国の銀行ATMからペイジー(Pay-easy)を利用してチャージすることができます。
ウルトラペイの後払い
ウルトラペイは基本的には、事前にカードにお金をチャージするプリペイド式ですが、そとなカード+のみ「こんど払いbyGMO」という後払いサービスを利用することができます。
すぐにチャージができない時に便利なサービスではありますが、利用するたびに与信審査があります。また、初回の利用額の上限は2,000円と決まっていて、更に手数料もかかります。利用料金の支払いはコンビニのみです。(その後の利用実績によって上限額は変わります。)
「すぐに必要な2,000円以下のお買い物」であれば便利に感じるかもしれませんが、2,000円以上のショッピングや手数料がかかることを考えると、大きなメリットとは言えないかもしれません。
まとめ
年齢制限もなく誰でも持てるVISAプリペイドカードなので、未成年やクレジットカードを持っていない人におすすめのカードです。
ただし、後払いサービスには制限が多いので、
「今手元に現金はないけど、2,000円以上の買い物をしたい」
と考えている方は、他の決済方法を検討した方が良いかもしれません。