基本的に事前にチャージをしないと使えないバーチャルカードですが、
「後払いだったらもっと便利なのにな」
「分割払いができればさらに使いやすいのに…」
と思う方も多くいるでしょう。
確かにクレジットカードのように、後払いや分割払いができるバーチャルカードがあれば、少し高価な物でも安心して買うことができますよね。分割払いができるバーチャルカードはあるのでしょうか?
バーチャルカードの特徴
バーチャルカードとは、インターネットショッピングやオンラインサービスの支払いにのみ使用できるカードです。クレジットカードとは異なり、実物のカードは発行されず、カード番号や有効期限などの情報がアプリなどで電子的に管理されます。
「”物理的なカード”が存在しないだけで、ネットショップのみで使えるクレジットカードみたいなもの?」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、バーチャルカードとクレジットカードには違いが多くあります。
まず、支払い方法が違います。クレジットカードはカード会社が決めた「利用限度額」があり、その金額内であればいつでもいくらでも利用することができます。そして利用した分の支払いは後払い(一括払い、分割払い、リボ払いなど)です。一方、バーチャルカードは通常、事前に自分でチャージをして、チャージ金額内で利用するプリペイドタイプです。
プリペイドはメリットともデメリットとも考えることができますが、チャージした分しか使うことができないので、使いすぎが心配な人にとってはメリットと言えるでしょう。
また、クレジットカードを作るためには厳しい審査がありますが、プリペイドタイプのバーチャルカードには細かい審査もなく、誰でも気軽に発行できます。無職の方や未成年でも発行できます。クレジットカードの多くは申し込みから手元にカードが届くまで、1~2週間ほどかかりますが、バーチャルカードはすぐにカードが発行されます。
そして、バーチャルカードはクレジットカードと比較するとセキュリティ面も安心です。物理的なカードが存在しないので紛失や盗難のリスクが低く、万が一のことがあってもアプリからすぐに利用を停止することができます。
バーチャルカードは基本前払いではありますが、使いすぎを防ぐことができ、誰でも即日発行可能、そしてセキュリティ性も高いという特徴を持っています。このことから、バーチャルカードはインターネットショッピングやオンラインサービスの支払いに適したカードと言えます。
金券や商品券は、基本的にカードで購入することはできませんが、一部のオンライン金券ショップでは、バーチャルカード決済にも対応しています。金券や商品券をネットショップで購入したい場合は、このようなショップを利用すると良いでしょう。
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分割払い可能なバーチャルカード
基本的にバーチャルカードはプリペイドタイプですが、”本人確認”などの条件を満たせば、後払いができるカードもあります。そしてなかには「分割払い可能」というカードもあります。
後払いで、しかも分割払いが可能がバーチャルカードにはどのようなカードがあるのでしょうか?
■あと払いペイディ(Paidy)
バーチャルカードの中では珍しく「後払い」という形をとっているのが、あと払いペイディです。基本的には1ヶ月で使った代金の合計を翌月に一括で支払うスタイルです。これだけでも十分に便利なカードですが、「ペイディプラス」にアップグレードすると、3、6、12回の分割払いが可能になります。ただし、ペイディプラスにする際には本人確認&審査があります。
■メルペイ
分割払いとは少し違いますが、メルペイには「定額払い」というサービスがあります。
フリマアプリ「メルカリ」のアカウントを作ればメルペイを使うことができ、「メルペイスマート払い」の設定をすれば、後払いが可能になります。定額払いを使うためにはさらに定額払いの申請をして、審査に通れば使うことができるようになります。
■三井住友VISAバーチャルカード
三井住友VISAバーチャルカードも「後払い」のカードです。分割払い、リボ払いにも対応しています。しかし、18歳未満は申し込むことができませんし、申込時に所定の審査があるので審査に通らないと使うことができません。どちらかというとクレジットカード寄りのバーチャルカードと言えるでしょう。
急なお祝いやギフトは、後払いや分割払いができるととても助かりますよね。「金券ねっと」は、ギフトにぴったりな金券や商品券をバーチャルカードで購入できて、カードによっては分割払いも可能です。
まとめ
誰でも簡単に登録ができて、即日発行されるバーチャルカードは、ネットショッピングでの「すぐに欲しい!」を叶えてくれるカードです。カードによっては後払いだけではなく、分割払いにも対応しています。
これらのサービスを上手に使えば、ネットショッピングをもっと楽しむことができるでしょう。ただし、くれぐれも使い過ぎには注意しましょう。